外国語の学習方法 ~なぜ中国人は英語が話せる人が多いのか?そのコツとは?~

今回は英語の学習から少し離れて、英語以外のその他の外国語の学習の方法について、紹介したいと思います。

英語以外の外国語の学習であっても、ひとまずの目標としては、「人の話していることを理解し、声に発して考えを伝える」というだと思います。

結論から言うと、この目標が大きく変わらない限り、当サイトでご紹介している英語学習の方法(→独学で英語を話せて聞けるようになる。)は、そのまま適用することができます。以下で、私の経験を交えながら、詳しく書きたいと思います。

語学の学習って、そもそもどうやるべきなのか?

実は私、英語圏に留学したことはなく、英語は独学で勉強してきたのですが、かつて中国には2年間ほど語学留学しておりました。もう随分前の話になりますし、仕事で使うのは英語が多いので、もうすっかり中国語は忘れてしまいましたが(笑)。

それはさておき、留学前日まで仕事のため勉強する時間が取れず、「ニイハオ」と「シェシェ」しか知らない状態で留学し、当時は英語もまったく話せませんでした。ということで、何とかジェスチャーで意思を伝える、という最初の1か月を過ごしました。

とはいえ、現地での携帯の購入や銀行口座の開設といった複雑なことは、ジェスチャーだけで済ますことはできません。幸い、日本語が話せる中国人の方が身近にいたので、これらの手続きは手伝ってもらったのですが、「本気で中国語を勉強しないと、2年間到底暮らしていけない・・・」と痛感しました。さらに、「中国語も含めて、そもそも語学というものはどうやれば上達するのか?」ということを真剣に考え始めました。

中国語の文法も勉強し、単語も覚え、CDでのヒアリングもしてみたり、シャドーイングもしてみたりと、いろいろと試してみたものの、なかなか話すことができず、しばらくはつらい思いをしながら学習していました。

なぜ中国人は日本人よりも英語が話せる人が多いのか?

当時、中国語の学習のために、現地の大学で中国語の授業を受けていたのですが、そこで気づいたのは「中国人の学生は、割と英語もそれなりに話せる人が多い」ということでした。これには、中国内での地域の差もありますが、私の住んでいる地域は比較的都会だったせいか、かなりの学生が英語を話せるようでした。

中国語と英語の文法が少し似ているとはいえ、まったく異なった言語であることは間違いありません。なのに、英語を話せる中国人学生が多いということは、「彼らは語学学習のためのコツを知っているのではないか?」と思い、英語を話せる中国人に「どうやって英語を勉強したの?」と聞いてみました。すると、

「使えそうな文章を何度も声に出してれば、そのうち勝手に覚えて会話で使えるようになるから。それの繰り返し。」

と言う答えが返ってきました。

最初は、「そんな程度のことなのか?」と思い半信半疑でしたが、確かに大学の構内を見回すと、運動場や階段の踊り場で英語を声に出して練習している学生が多いことに気づきました。これは、日本の大学ではなかなか見ない光景です。

彼らの場合、大学は基本的に一人暮らしではなく、4人から6人で一緒に住む大学の寮に入るのが一般的ですので、自分の部屋でそういった練習ができないからかもしれませんが、結構な学生があちらこちらで教科書片手に、英語を声に出して練習していました。

そんな状況から、一度彼らの「覚えるまで声に出して繰り返す」という勉強方法を真似てみることにしました。20代前半の若い頭がならまだしも、当時私は30歳手前。そんなことだけで話す力が伸びるのか・・・と思いながらその学習方法を続けること1か月。飛躍的に話せるようになり、周囲の中国人からも褒められるようになりました。

結局、使えるパターンを増やせば勝ち 覚えるまで文章を声に出して繰り返す

この経験から言えることは、「話す力を伸ばしたいなら、とにかく覚えるまで文章を声に出して繰り返す」ことが重要だということです。もっと突き詰めれば、自分がとっさに使える文章パターンを増やしていく、ということだと思います。

最初は、覚えた1つの文章パターンしか使えなくても、単語や文法といった周辺の知識が増えてくると、その1つのパターンを軸に、少しずつ変形(単語を入れ替えたり、過去形に変えてみたり)させていくことが瞬時にできるようになるので、いろんなことを話せることができるようになってきます。

つまり、この軸となるパターンを徹底的に自分のものにすることが重要で、そのためには「覚えるまで文章を声に出して繰り返す」ということが必要になるということです。この軸を増やしていくことで、いろんな表現を覚えていき、どんどん話す力は上達していきます。もちろん、ヒアリングの力も向上します。

この上達の過程で意識するべきことは、「やったもん勝ち」ということです。多少、個々人の能力で差は出ますが、才能なんて関係ありません。とにかく、声に出して覚えることを繰り返せば、話す力は伸びていきます。

ロシア語でも使えそう!ということは・・・。

「本当にそうなの?」と思われる方もいらっしゃると思います。私自身もこの方法を続けていく中で、「この方法は結構大変だから、もっと他に効率的な方法はないのかな?」と思いながら学習を続けていたのですが、ある日、日本の著名な学者の方の著書の中に、以下のような記述を目にしました。

「若いときは、ロシア語の単語と文法をそれぞれ覚えて、状況に応じて言葉をいちいちつくるという非常に能率の悪いやり方をしていました。しかし語形変化が著しく文法が複雑なロシア語を学ぶ中で、人が言いたいことにはいくつかのパターンがあって、それを呪文のように覚えるのが最も効率的であることに気づきました。いくつかの言葉の基本形を丸ごと覚えておけばその中の単語を状況に応じて入れ替えるだけで相手に自分の意思をそれなりに伝えることができるのです。そのことに気づいてからは、他の外国語を学ぶのも上手になったような気がしています。」

この学者の方はロシア語の学習をされていたようなのですが、これを読んだとき、「あの中国人学生に教えてもらった方法は、間違ってなかった・・・」と思うと同時に、この「使えるパターンを増やす」と言う方法は、英語や中国語だけでなく、ロシア語にも使えるし、おそらくですが「なんらかの言葉を使って話す」能力を伸ばす上では、最も基本的で重要なことで、やはりこの方法を続けていくしかないな、ということを再認識しました。

「覚えるまで文章を声に出して繰り返す」 大変ですが・・・やるしかない!

「覚えるまで文章を声に出して繰り返す」というのは、やってみると最初は恥ずかしいし、何か点数で目に見えて成果が出るものでもないので、なかなか続けることが難しいと思います。面倒で大変なのもわかります。

ただ、最低限これだけをやっておけば、話す力は間違い伸びます。我慢して1か月でも毎日続けていれば、ある程度の成果は出ると思いますので、だまされたと思って、皆さんの学習方法の中にこの方法を取り入れてもらえると、うれしい限りです。

なお、「どんな文章を繰り返せばいいのか?」と疑問に思われている方は、最初は、何となく気に入った文章でOKです。

もし、文章やフレーズにお困りなら、他の記事でおすすめしている携帯アプリ「Real英会話」(→「Real英会話の特徴、勉強法~隙間時間もアプリで学習~」)を使ってもらってもいいと思います。

大変ですが・・・やったもん勝ち!やるしかない!やった分だけ成果が出ることを信じて、是非、一度試してみてください!












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